宮川紗江選手が暴力を受けたことにより、会見が話題になり様々な波紋を呼んでいる新体操界。
その会見の中でパワハラ告発を受けた塚原千恵子本部長と塚原光男副会長なのですが、8月31日のお昼過ぎにプレスリリースが発表されました。
そのプレスリリースは5枚に渡り報道各社にFAXされたと言いさらに全面対決となり、さらに話題は加熱していく一方です!
そんな中今回は、宮川紗江選手が行なった会見や塚原千恵子・塚原光男夫妻が送ったプレスリリースについてお届けしたいと思います。
宮川紗江の会見の動画(中継)の内容は?
まずは、宮川紗江選手が行なった会見をご覧ください。
出典:YouTube
動画を見てお分かりの通りあどけなさが残る18歳の会見ですが、どこか堂々としている感じも受け見た目と反してしっかりした自分の意見の言える18歳だなという印象でした。
この会見で告げられた内容としては、速見佑斗コーチの暴力騒動についての流れを一通り語り、速見佑斗コーチに対してはパワハラとは感じておらず暴力とされる行為についても当初は指導の一環として受け止めていたのですが、今は暴力行為は決していけないこうとして認識している事を語り、速見佑斗コーチが行なっていた暴力を用いて指導につては馬乗りになったりとか髪を引っ張って引き摺り回されたなどの一部の行為を否定しつつも、認めました。
その後は、コーチの処分や報道の加熱によりショックとダメージがあったとの事。
そのため、睡眠が思うように取れず頭痛が治らず今の状況で日本代表の責任を持って戦っていくことは精神的にも肉体的にも出来ないと判断し、世界選手権・全日本シニア選手権・日本代表合宿を辞退する事が明らかになりました。
その裏には、2020東京五輪で速見佑斗コーチと一緒に出場したいという願いが込められていたようですね。
ですが、この2020東京五輪に赤信号が灯ったのが話題の女帝「塚原千恵子本部長」と日本体操協会副会長の「塚原光男」氏の塚原夫婦の存在でしょう。
会見でも語られているように、パワハラとも取れる発言が…。
その内容というのが、
- 暴力行為を認めないとあなた(宮川紗江選手)の立場が悪くなるのよ
- あのコーチはダメ!私なら速見の100倍教えられる。
- 家族でどうかしている。宗教みたい!
- 東京五輪に出られないわよ
- 強化選手に参加しないと日本体操協会からの協力はできない。
- 速見佑斗コーチとの引き離しによって朝日生命への勧誘。
と上記の内容を若干18歳の宮川紗江選手の口から述べられました。
そもそもなのですが、宮川紗江選手が会見を開いと時には、速見佑斗コーチも処分に対して、不服を当初は思っていたのに18歳でしかも女の子の選手が矢面に立ってこのような会見を開かなければならなかったのでしょうか?
まぁその結果、宮川紗江選手が選手生命をかけて会見をしても8月31日になって処分の内容を認め、表に出ることもなく一通の文書で終わらせるようなコーチとも取られかねないコーチなので、信頼が揺らぎかねないかもしれませんね!?
塚原千恵子・塚原光男夫婦のプレスリリースの内容とは?
報道各社に送られてきたプレスリリース。
5枚の用紙に渡り書かれており、最後には直筆で塚原千恵子本部長と塚原光男副会長の連名が記されていました。
こちらがおくられてきたプレスリリースの画像です。
このプレスリリースでは、冒頭に宮川紗江選手に対しての謝罪から始まっています。
その内容というのが、「私たちの言動で宮川紗江選手の心を深く傷つけてしまったことを本当に申し訳ないと思っております」で初めての謝罪をプレスリリースで公表する形になっております。
この謝罪で終わると思いきやさすが5枚に渡り書かれているだけあって終わることはなくここから宮川紗江選手の会見の時に発言したパワは話告発に対しての反論が続きます。
高圧的な態度という部分に対しては?
冒頭同様、宮川紗江選手に「そうゆう風に感じてしまったのなら申し訳ない」と謝罪。
ですが、ここは塚原千恵子本部長。
女帝と呼ばれるだけあって、ちゃんと宮川紗江選手とのやりとりを録音し残している事も明かしており、この事実に関しては報道各社驚きの声が上がっていました。
その録音の内容を聞いていただければ私が決して高圧的な態度ではないと言うことはお判りいただけると反論しています。
「あのコーチダメ」発言については?
プレスリリースでは『宮川選手も認めている通り、速見コーチによる暴力行為があったため「あのコーチがダメ」と言ったまでで、「100倍よく教えられる」という発言をした事実はありません』と反論をしています。
この反論については、後付けということを仮に除外したとした場あり、本当に事実なことであると仮定するなら、あながち塚原千恵子本部長の言葉は正論と思われる方が多いと思われます。
「宗教みたい」発言については?
『家族もコーチの暴力を求めていると言っていたため、思わずたとえで「宗教みたい」と言ってしまいました。
この言葉については不適切だったと大変反省をしています。』と謝罪をしています。
録音を残していると言う爆弾発言をしてしまった以上、「宗教みたい」については、謝罪せざる終えなかったのかも知れませんね?
「五輪に出られなくなる」発言については?
宮川紗江選手にそのようなお伝えをしたのは事実だと発言。
しかしながらこの発言の意図は、宮川紗江選手の直近の成績が悪く。
宮川紗江選手自体も足首を汚していたのでこのようことを踏まえて、「このような成績は現状(怪我の具合)のままだと五輪に出れなくなる」という意味合いのアドバイスだったと反論。
「コーチの暴力」証言強要については?
「複数のコーチを呼び出し、速見佑斗コーチの暴力を見たって言いなさい」ということについては、そのような事実は一切なく、無理やり言わせたものでは無いとこれまた反論。
このプレスリリースによる内容だと、言った言わないのどうにも正解がわからない返答ですが、唯一分かっていることが今の段階で1つあります。
その内容というのが、塚原光男氏副会長が自宅前から駐車場の間で発言した『全部うそ』というの言葉。
プレスリリースでも、いくつかの告発に対しては事実を認めた上で謝罪までしていることから、副会長のウソ付きがという事が決定しています。
なのに塚原光男副会長からの全部ウソ発言については、自らの謝罪がありません。
プレスリリース前のインタビューで、宮川紗江選手を潰すのにいくらお金を使っても勝ちに行く!とコメントを残しています。
人の言葉の取り用によっては、この「お金を使ってでも勝ちに行く」という言葉が1番のパワハラだという事を塚原千恵子本部長はご存知なのでしょか?
言った言わないの話になるのであれば、今後も泥沼化が続く感じもします。
1日でも早く復帰して、ちゃんとした練習環境のもと練習してもらいたいのですが、速見佑斗コーチの処分は本人も受け入れていることですし、覆ることはまず無いと思います。
今後どのような対応で体操協会が宮川紗江選手をフォローして行くのかが気になりますね!
最後までご覧いただきありがとうございました。